小汚い負け犬と月夜

 

キミを突き放したのは俺

キミを切り裂いたのも俺

もう戻る気力は、無い。

 

零してきた詞も

キミには軽い言葉にしか

聞こえない。

聞かせない。

 

キミの詞が

今でも痛いくらいに突き刺さる。

 

許しが欲しい訳じゃない

雫はもう、流れることはない。

 

俺が愛したのは

 

弱いキミと

 

憎い程に愛しかったキミ

 

2005.01.10 柊 藍司

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