ノォト。

 

 

部屋を片づけていると、一冊のノートが見つかりました。

その中には、まだ幼さが残る私自身の字が記されていました。

頁を捲ると

書き殴った詩。

今ではそんな純粋な言葉、綴れないの。

この頃の私が全てを知ってしまったら

一体どんな薄汚い言葉を吐くのでしょう。

罵る言葉も

この頃の私には通じていないのでしょう。

 

嗚呼、嗚呼

なんて美しき日々。

 

嗚呼、嗚呼

なんて汚らわしい。

 

2005.07.12

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